全員勘違いしている「相性」の正体

今日は占い師としてよく相談される「相性」について！

私は個人で活動している占い師ですが、街中にある占いの館、電話占いなどのサービスを通して最も多い相談というのが「相性」を知りたいというもの。

恋愛、仕事、転職、子育て、不倫。。などジャンルは多岐にわたるものの、全て共通するのは「人間関係」です。それ故、相談内容に「相性を知りたい」というのは決まって入ってきます。

一番多い相談内容だけど、この「相性」の捉え方を間違えた解釈で伝えている占い師が実はけっこう多いのです。過去の鑑定で相性が悪いって言われたんです！って相談の最初に言われることもあり、「そうじゃないんだよなぁ🙊」と内心モヤモヤしつつ、正しい「相性」の捉え方を毎度レクチャーしています。

今回は、そんな「相性」の真実について紐解いていきましょう！

「相性」とは何か？

そもそも「相性」って何なのか？

それは「自分と相手の価値観がどれほど似ているか」です。

では、なぜ人は「相性」を知りたがるのか？

相性を知りたい理由というのは、恋愛ならば「相性が良かったら関係が長続きする気がするから」とか、「相性が悪かったら何故喧嘩ばかりしてしまうのか」が分かり納得できるからではないでしょうか？

しかし、とある占い師はこう言います。

「あなたたち、相性はあまりよくないわ。難しいし、別れてしまうかもしれないわね。」

占い師も商売の一つである

「相性」の本質を伝えてもらえなかった。。というのも、主に占いの館で見てもらった方においては仕方ない側面として以下の問題点があります。

①悩みが無くなってしまうとリピートされなくなるから

②占いの館は鑑定時間が平均30分と短く、全てを伝えきれないから

本来、どんな占いの鑑定というのもパーフェクトに見させていただくためには最低でも50～60分ほどはお時間をいただく必要がありますが、お試しで20分～30分の占いをメニュー設定しているところが多いのが現状です。

そのため、本来「相性」のことを伝えるためには深いところまでお調べした上で解決法なども伝える必要があり、相性が良くない or 相性が良いという結論だけが伝えられるという現象が起きるんですね。

陥りやすい相性のワナ

このままでは次のようなワナに陥ってしまいます。

①今のパートナーとの相性が悪かった場合、不安になり関係を続けるか迷ってしまう

②相性が100点に近い運命の相手を探すようになる

自分が本当に惹かれた相手に対しても、相性が悪いと知った途端に気持ちが冷めてしまったり、好きでいることが、付き合っていくことが、この人でいいのかな？と思ってしまう。

自分の心の感情や気持ちに従えず、占いで相性が良い人を見つけられない限り交際に踏み切れなくなってしまう。

これを占い難民と言うんです。

相性の捉え方の正解とは

ここでもう一度整理しましょう。何のために「相性」を知るのか？

それは「相手との違いを知り、その違いは天性のものであるということをあなたが受け入れるため」に相性診断というものがあるのです。

つまり、相性が最悪！！という結果でも、「そんなに違うんだ！じゃあその違いを理解して受け入れることでもっと相手を好きでいられる！」と捉えるのが本来の正解ということ。

ここが分かると相性の良し悪しで一喜一憂することもなくなります。

理解できなかった自分との違いが明らかになると、嫌だった性格やすれ違いのポイントも、少しだけ愛おしく感じるもので不思議です。それが占いの面白いところなんですね。

「相性」の本質

相性が非常に良い相手と出会えた場合、それは価値観が似ていて一緒にいて居心地も良いでしょう。

しかし相性が良くなければ、相手は自分と違う考え方や価値観を持っているので、新しい発見があったり、あなたが持っていない視点を持っていて刺激的かもしれませんね。

大切なのはあなただけではなく、相手も一緒にお互いの相性を知ることが大切です。

占いで鑑定してみて相性が悪い相手を好きになってしまっていたら、どういった所がすれ違いやすいのかを知り攻略してしまいましょう。合わないのなら合う相手を探そうという視点は「運命的な出会いだったかもしれない」ご縁も切り離してしまいますから。

重要なのは〇〇

重要なのは「相性」を知り

一喜一憂せず相手との違いを知り

その違いを愛おしく受け止めること。

これが相性の本質であり、捉え方です。

もしトラブルが起きている人間関係の相性が悪かった場合も、どういったところがすれ違いの原因なのか、相性の観点から確認することで心も穏やかになるでしょう。

ぜひ参考にしてみてくださいね✨